1月度ランチ献立表のご案内

新年あけましておめでとうございます。
いよいよスタートした今年の干支は、「未(ひつじ)」です。
ちなみに昨年の干支「午(うま)」は、わが群馬県とは縁や親しみを感じさせるものでしたが、実は今年の干支もそれなりに関連深いのを皆様ご存知ですか?
キーワードは群馬の群です。干支「未」の由来の一説ですが、「群れをなす未」は、家族が末永く安泰に暮らしていくことの象徴でもあるそうです。そもそも、「未」そのものが心穏やかで情に厚いタイプを示すことから、これらの未たちが集い、ともに助け合いながら暮らしてゆく様は、まさに俗世間で雑事にもまれながら落ち着かない暮らしに埋没し、心がササクレがちな私たち現代人にとっては、一番に望む理想像なのかもしれません。
このあるべき家族像の姿をテーマに以下少し話を続けさせていただきたいと思います。
私見ですが、昨年「集団的自衛権行使容認の動き」が年末の衆院選による現与党の過半数越えにより、今後さらに加速化し、私たち国民一人一人の生の声・本音に真摯に耳を傾けることなく、今後なし崩し的に加速化していく流れだけは、何としても避けなければなりません。そうしなければ、過去の枚挙にいとまがないほどの数の未曾有の大惨事とも言える戦争事例と同じような誤った道を、知らず知らずに歩んでしまう可能性が極めて高まることになるでしょう。事実、過去多くの歴史的戦争事例、とりわけ近代の第一次世界大戦、第二次世界大戦(太平洋戦争を含む)を検証すると、本来、何も好んで戦争をする人や国などいないにもかかわらず、もともと国同士で結んでいた軍事同盟や安全保障契約等のしがらみがある中で、ちょっとした事件、偶発的な問題から端を発し、一旦戦火が始まると、いつしか予期せぬ展開に巻き込まれ、気付いた時にはもはや自力で戦争を回避することできず、やむを得ず参戦せざるを得なくなっていた、巻き込まれての攻撃を受け反撃せざるを得なくなっていた、といった学ぶべき悪しき流れをはっきりと確認することができます。推測ですが、戦争を終えた後、計り知れないほどの損害・損失、死傷者、心の傷を背負った国も人々も、その直後はどれほどの固い決意で「二度と戦争はしない」と誓ったことでしょう。それなのに、時間が経ち、記憶が薄れ、これら戦争被害体験者がしだいに少なくなっていく流れの中では、いつしか固いはずの誓いが揺らぎはじめ、危機感も薄れ、ついにはまた同じような過ちを起こしてしまうのは一体なぜでしょう。この要因を徹底的に掘り下げ考えていくと、本当の敵は実は自分の心の中にある感情・信条・考え方にあるように思えます。とりわけ偏りすぎた過剰な「エゴ」「慢心」「差別・排他意識」は時に振り回されすぎると、他者ばかりでなく自分自身にも大きなダメージを与えてしまうことになりかねません。もちろん「これらの感情を持つな」と言っているのでありません。なぜならこれらは、時に自然にわき出てくる感情ですし、個々人が育ったてきた生活環境・文化・宗教・風習の中では、持たざるを得なかった考え・価値観でもあるからです。ですから、当然ながらこれらを最初から消去・排除はできませんし、逆にこの感情や考えを全く持たないように努力するという選択肢も非現実的ですし、この問題の本質的な解決にはならないように思います。よくよく考えてみれば、「良い悪い」を超えたレベルでの様々な負の感情と言う「性」を持つ私たち人間ならばこそ、同時にそれ以上のアドバンテージやイニシアチィブとなる智恵・想像力を駆使しての意思の力があるからこそ、より良き生活・道を切り拓いて来れたのだと思います。そして忘れてはならないことは、私たち人間には誰しも、他者を自分のことのように想い、心配し、共感し、助けてあげたいと願う強い気持ちが、大なり小なり本能的・潜在的、自然発露的に持ちえているということです。しかも、この気持ちが深いところまでしっかり浸透するには、むしろ自分にも生身の人間として負の感情・考えが、同じようにあることの自覚と折り合いをつけての統合が必要不可欠と思われます。そして、個々人が、同じように悩みや苦しみを抱えた存在・同志として、他者と何かを共有する、そのために想像力を最大限に働かせて他者とかかわる姿勢や構えこそが、私たち人類がオールハッピーに近づく中庸なる道なのかもしれません。と同時に私たちには、国ひいては私たちの生活に直結する「しくみ」「取り決め」なるものに対しては、決して政治家・専門家任せにせず、常に自身の持てる限りの想像力を働かせ、徹底的に考え抜く作業を怠らない役割が求められているように思います。
今年は、私たちの身近に生きる「ひつじちゃん」から、人生におけるもっとも大事なことを教えてもらえる12年に一度の貴重な年であることを、あらためて感謝しつつ、新年をお祝いする次第です。
さて、本年のカフェリベルタは、おひとり様も、友人・家族、趣味のお仲間etcも心穏やかにのんびり過ごせる「安心・ほっこり空間」を目指して、職員一同ますますがんばって行く所存です。
ちなみに新年は1月6日(火)より営業しておりますので、ぜひぜひおいでくださいませ。

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