4月度ランチ献立表のご案内

日本の春といえばやっぱり桜☆ 記録的に早かった例年より、今年は遅めの桜の開花宣言でしたが、4月になり全国あちこちで早、満開の便りも聞かれるくらいになりました。ぽかぽか日和の中、桜を鑑賞しながらの花見は、格別なものです。こんな陽気な気分に誘われて、思わずお気に入りの歌を口ずさみたくなる方も多いのではないでしょうか?
そこで質問ですが、皆様の思わず口ずさみたくなる春歌ベスト1はなんですか?私の推察ですが、広い年齢層には童謡「春よ来い」「春の小川」あたりを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?また戦後脈々と受け継がれてきている歌謡曲から最近のJPOPに至る数々のヒット曲、名曲の中に、自らの強い思い出、思い入れとともに、自分だけのお気に入りの1曲をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。
ここであえて私の、「思わず口ずさみたくなる春歌ベスト1」を言わせてもらいます。それは、昭和のアイドル歌手石野真子さんが歌い彼女の最高ランキング曲ともなった「春ラ!ラ!ラ!」です。この歌…知る人ぞ知る所謂「何か楽しそうだけど、不思議な歌、へんな歌、能天気な歌」の類の歌ですが、一方ですごく印象に残るインパクトのある歌でもあります。当時青春真っ只中の私も、この歌の詞をストレートに受け取め解釈してしまうと、「今の彼氏と昔の彼氏と私の三人で楽しく仲良くルンルンルン」的な内容なので、驚くやらあきれるやら、とにかく突っ込みを入れたくなる衝撃的な問題作的歌でした。失礼ながら当時は、この曲の作詞者や作曲者のメンタリティや意図する思惑を見下げた感覚でやや疑ってしまうところもありました。しかしながら、あれから30年近くが過ぎても、全く色あせることなく、今でもしっかり脳裏に響き渡っているあのフレーズ、何のテレも迷いもなく、堂々とひたすらルンルン状態になりきっている石野真子さんの欣喜雀躍の弾けぶり姿は、色濃く脳裏に焼きついて離れません。今思えば、石野真子さんはじめ、そもそものこの曲の作詞家・作曲家、さらにはこの曲を大胆に世に送り出そうとした音楽関係者一同本当に「すごい」の一言です。なぜなら幾多の人生経験を経、それなりに人生の悲哀を知った私だからこそ、今になってこの詞の根底に潜むとてもとても深いメッセージを感じとれるようになったからです。ちなみに3…という数字…考えてみれば最小の素数です。そもそも赤の他人である個別の人と人とがつながり、対話する関係性形成には一対一の2者関係が基本です。ところがこれが3人となると、その関係性形成と理解・協力・調和のレベルは格段に難しくなります。まして、互いをよく知らず、理解しがたい他人同士を結ぶつけるとなると、その役割は困難を極めるのでないでしょうか?2者のみの限定された関係ならば、互いが親密になるのも逆に敵対するのも実は表裏一体で、互いの心に相手を少しでも理解しようとする心、相手の身になって想像する心があれば、歩み寄りの可能性は大いに高まります。一方、互いにまったく知らないもの同士でなく、特定の人を対象にした利害や優越的バランス関係が絡んでくる関係性(いわゆる男女の三角関係のような)となると問題は複雑です。とかく疼きがちな個々人のマイナス感情、黒くよどんだ感情、ささくれだった感情の悪影響を受けずに、真っ白な素直な気持ちで、他者と相対し、同時に自らがその架け橋・仲介役になれるとしたら、なんと素敵なことでしょうか。ある意味、過去を含めたあるがままのすべてを受け入れ包み込んでいく、広くて深い包容力、寛容な心、慈愛なくしてできない境地と思えます。春ラ!ラ!ラ!の後半部には「いつか会いたい人がいる、二度と会えない人もいる、春の香りのせいかしら、あなたがきらいなわけじゃない…時が流れいく前に三人そろって春ラ!ラ!ラ!」のくだりがありますが、こうやって読み進めていくとあらためて「清濁あわせのむような途方もないスケールの大きさ、人生を達観したような究極の境地」を感じさせる昭和の名曲だと思います。
話は本題に入りますが、4月のカフェリベルタは、皆様方を、そんな「春ラ!ラ!ラ!」気分に誘うべく、春色メニューにてお待ちしております。

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