6月度ランチ献立表のご案内

先の衆議院本会議で、8月11日を「山の日」とする祝日改正法案が可決され、2016年の8月から早速実施されるニュースを耳にされた方多いと思います。この知らせに生粋の『山好き』『アウトドア好き』の多くの方は、大喜びのことでしょうし、特に山好きでなくても、休みが増えることを単純に歓迎する方が多いことと思います。とりわけ日々多忙な仕事漬けの毎日で、休日や休息時間が少ない会社員・勤労者にとっては、たった1日追加されるだけとは言え、とっても嬉しい朗報ではないでしょうか?これで1年を通じて『祝日』がない月は、いよいよ6月だけになります。こうなると、休日が多いに越したことがないと考える方々にしてみれば、ついでに6月も祝日ができれば良いのにと考えてしまいそうな気持ちわからなくもありません。
しかし、ちょっと待ったを言わせていただきます。ガラッと立場を変えて、祝日がさらに増えることに反対の方々の事情を想像してみましょう。たとえば多忙なサラリーマンの一部には、これ以上休む日が増えたら、「いよいよ仕事が回らなくなる」「より残業を強いられる」「黙って掟破りの持ち帰り自宅仕事をするしかない」と窮地に立たされてしまう方もいるはずです。一方教育関係者にしてみれば、ただでさえギュウギュウの過密スケジュールの授業カリキュラムをさらに狭めることになりますし、長期的に見れば日本の子供たちの学力向上のマイナス要因に働くリスクも考えられます。一般的に休日期間中は、レジャー、行楽、買い物etc、人も物も金も大きく動く、いわゆる『かきいれどき』であり、地元経済にとってはプラス効果があります。しかし一方で裏を返すと、行く先々の人気スポット・観光地では、人・人・人の大混雑、大渋滞、長蛇の列の長時間待ち、ついでに旅館や旅券は、倍率高く入手しにくい上、平日よりも割り増し料金がほとんどと、お金も労力もコスト高となります。
ちなみ昨今、たとえばゴールデンウィークやお盆休み、年末年始の渋滞・混雑振りの程度が、一昔前と比べると少しずつ軽度になってきているように思いますが、この要因の一つには、分散化、つまり多くの人が休む日曜・祝日を避け、低料金でゆったりと過ごせる平日に休日をとり活動する人が増えていることが挙げられます。とかく日本人は働きすぎといわれますが、意外にも山の日を加えた祝日数16日は、世界的に見てもかなり祝日数が多いのだそうです。たとえばシエスタのような文化があり、長期間のバカンスを取るのが当たり前のヨーロッパ圏の方々からしても、祝日数16日はちょっとびっくりされるそうです。ところがどっこい彼らは、日本人とは比べ物にならないくらい自分たちの憩いの時間を大切にしゆったりと味わうように暮らしているわけです。このような長期休日満喫文化を直接日本に持ち込むのは難しいかもしれませんが、少なくとも単に祝日を増やし続けるよりは、そろそろ、もっと有給休暇の消化が奨励され、長期休暇を気兼ねなくとれるようなしくみが戸とのう日本になってほしいと考える次第です。このことから、案の一例ですが、6月は祝日なしでも良いですから、代わりに有給休暇取得月間なるものを設定し、各企業の社員・従業員が、気軽に長期間のまとまった有給休暇がとれるといいのになって、ちょっと考えてしまいました。
梅雨突入の6月ですが、カフェリベルタはせめて決められた通りの毎週月~金は、雨が降ろうがしっかり営業させていただきます。皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

ランチ献立表最新版ダウンロード(PDFファイル)

PDFファイルをご覧いただくにはアクロバットリーダーが必要です。お手持ちのパソコンにインストールしてない場合は、以下のアイコンから最新版がダウンロードできます。
get_adobe_reader