2月と言えば節分。節分と言えば｢鬼は外!福はうち!｣の「豆まき」をまっさきに思い浮かべる方が多いことでしょう。しかし、最近巷では｢豆まき｣とともに「恵方巻き」を口にする方が増えています。ご存じの方も多いと思いますが、恵方巻とは、｢福を巻き込むと言う意味｣と｢縁を切らない｣（切らない状態の巻き寿司を丸ごと口にするため）と言う意味が込められ、毎年節分に恵方に向かって巻き寿司を丸かぶりする風習のことを言います。この恵方巻きを食べる風習は、もともと関西地方でおこなれていたものだったのですが、いつしかマスコミに取り上げられ、しだいに食品・流通・スーパー業界などでも取り扱われるようになり、今では知らない人の方が少ないくらいメジャーな行事になりつつあるように思います。
ここで、この恵方巻きが今や関東地区はじめ全国区にまで広く流布した流れを、あらためて検証してみると、もちろん何よりも古くから庶民に親しみ尊ばれた良き文化・風習であることは異論の余地ありません。しかしながら、私見ですがその底流には、世界第3位のGDPを誇る経済大国でありながら、今の日本や将来に対し混沌とした何らかの不安を抱えながら、切実な思いとして健康や幸福を希求する方の潜在的な多さと、同時に今のこのような日本人の心の状態やニーズをうまくキャッチし、消費者心理を絶妙にくすぐる販売戦略を図る食品・流通・スーパー業界の商魂のたくましさがあってのことと感じ入ります。確かに健康にも幸福にもつながる美味しく縁起物の食べ物だったら、誰でも気軽にその効力にあやかりたくなるというものです。
カフェリベルタも食の力の偉大さをかみしめつつ、さらに良質な食品提供・販売に邁進して行きたいと思います。
今月のカフェリベルタは、まだもうしばらくは寒い時期が続きますので、今月も厳しい寒さにまけない強力ラインナップをご用意して、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

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