7月度ランチ献立表のご案内

7月テーマ「投票は私たちなりの貴重な意思表示機会です。選挙に行きましょう!」

暦の上で7月になりましたが、梅雨明け前のうっとうしさは例年通り今しばらく続きそうです。しかしながら、今年の7月はいつもと違います。それは、今後近い将来の我が国の行く末を大きく左右しかねる重大な局面の中での全国的な国政選挙「参院選」を今月10日に控えているからです。

ちなみに今回の選挙に関する考えも期待も、皆様一人ひとり実に様々だと思いますが、私としましては今回の選挙は以下の3つが大きな特徴のかつてないほどの重要な位置付けにある国政選挙と考えています。

① 今回はじめて18歳以上の有権者約240万人が加わったこと
② 待ったなしの喫緊の重要課題、である「社会保障施策」「経済財政政策」の今後が大きく問われていること
③ 戦後70年以上にわたり日本国民の人権・尊厳、平和を守り抜くための礎となっていた「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」の3大原則を柱とする日本国憲法が、今後もこれらの大切な部分を残しつつ継承されていくのか?それとも時の首長・政権者たちの自己中心的な都合や考えで、大きく歪め棄損され劣化されその結果、国外との実際の戦争可能性を大いに高めるに加え、国内においても社会的弱者、障害者、低所得者、その他マイノリティと言われる方々をさらなる差別・苦境に追いやる社会に作り変えていくのか?の大きな岐路に立たされていること

とりわけ③においては、私たち障害者支援を生業とする者にとってはとてつもなく重要な出来事だった「障害者権利条約」批准後初であり、しかも本年4月に障害者差別解消法を施行したタイミングでの国政選挙であることは、極めて重要であると考えています。

ちなみに二院制の意義は「国民の生活に影響する大切な法律、予算などの重要事項」を単に一院のみ、つまり衆議院だけで完結させるのでなく、もう一度別の院で別の人が、つまり参議院の人たちが集まって丁寧に慎重に話し合って決めて行くことにあります。中でも「参議院」は「良識の府」「再考の府」とも呼ばれ、時に「衆議院」での行き過ぎ、不足、誤った方向等を再度厳重にチェックしたり、是正し補ったりする重要な役割が期待されています。しかも任期6年ですが、全定数242名のうちのちょうど半数にあたる121名ずつを3年ごとに改選する仕組みをとっています。このようなことからも、私個人としましては、参議院の議員さんには「衆議院以上に多様な意見や考えを柔軟に受け入れ、それらを適切に整理・把握・分析・精査・熟考・集約でき、しかも安易に目先の利得(時には党利党益も含め)にとらわれずに、我が国のあるべき素晴らしい道筋を思い描き、中長期視点も見据えて冷静・公正・良質な判断、決断できる方」に是非ともなっていただきたいと思っています。

以上のことから、私の口から言うのも大変おこがましくはありますが、皆さま一人ひとりが今後6年間と言う長いスパンでの日本のあるべき望ましい姿を思い描き、各党や各候補者の実績・主張・政策、人となりや有言実行率の可能性、等を、マニュフェスト、新聞記事、雑誌、政見放送、討論会等からしっかりと見定めていただき、貴重な一票を投じていただくことを望みます。尚、真剣に考えれば考えるほど「やっぱり候補者がいない」「支持政党がない」方もいらっしゃることでしょう。ならば多少妥協してでも自分の思い・考えに比較的近い候補者や政党を選ぶのもありですし、私個人的には無記名だって現国政に対するいわゆる一つのNOの意思表示だと思います。選挙権のある全ての人が平等に所有する投票権を、こういった機会にしっかり行使するところから、私たちが目指すべき国の本当の姿が形作られていくのだと思います。

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