10月度ランチ献立表のご案内

テーマ:夕焼け

全国的に雨の多かった(降りすぎ)9月がやっと終わりましたが、まだまだ洗濯物や布団干しに四苦八苦されてる方も多いと思います。せめてこれからの10月、部屋の窓を開けて思いっきり空気の入れ替えをしたいですね。ただ、まだ気温の高い日は「蚊」は元気よく飛び回ってますので気をつけましょう。

さて今月のテーマ・・「夕焼け」 夕焼けは秋だけのものではないですけれども、ふと、最近夕焼けを見てないなぁと思います。もちろん雨ばかり続くので天気のせいでもありますが・・
夕焼けというと皆さんはどのようなイメージを浮かべますか?子供の頃、遊びに夢中になりふと気づくと太陽が妙義山の陰に隠れそうになっていたり、赤く染まる夕焼け空に鳥が大群をなしていたり、夕暮れ時の田んぼのあぜ道に赤とんぼが飛んでいたりと、何故か少しセンチメンタルになるイメージが多いです。でも、昔から「夕焼けの翌日は晴れ」ということわざもあるように、明日への期待も膨らむ情景でもあります(秋はこのことわざは比較的正しいらしいです)。私なんぞは翌日の予定を立てるのに夕暮れ時、外に出てしまいます。
太陽は万人に降り注ぐ光で、夕日は短い時間に人々のいろんな思いを受け留め沈んでいきます。その時に涙を流してもいいし、叫んでもいいでしょう。今日も夕焼けを見たいです・・・が、あいにくの曇り空。てるてる坊主でも作りましょう。
 ここでひとつ、詩を載せさせていただきます。

夕焼け  吉野 弘

いつものことだが
電車は満員だった
そして
いつものことだが
若者と娘が腰をおろし
としよりが立っていた
うつむいていた娘が立って
としよりに席をゆずった
そそくさととしよりが坐った
礼も言わずにとしよりは次の駅で降りた
娘は坐った
別のとしよりが娘の前に
横あいから押されてきた
娘はうつむいた
しかし
又立って
席を
そのとしよりにゆずった
としよりは次の駅で礼を言って降りた
娘は坐った
二度あることは と言う通り
別のとしよりが娘の前に
押し出された
可哀想に
娘はうつむいて
そして今度は席を立たなかった
次の駅も
次の駅も
下唇をキュッと噛んで
身体をこわばらせて
僕は電車を降りた
固くなってうつむいて
娘はどこまで行ったろう
やさしい心の持ち主は
いつでもどこでも
われにもあらず受難者となる
何故って
やさしい心の持ち主は
他人のつらさを自分のつらさのように
感じるから
やさしい心に責められながら
娘はどこまで行けるだろう
下唇を噛んで
つらい気持ちで
美しい夕焼けも見ないで

個人個人受け取り方、感想はご自由ですので、美しい夕焼けを思い出していただけたら・・と思います。

さて、10月のリベルタランチは・・

「天高く馬肥ゆる秋」食欲も旺盛になりがちですが、やはり健康には腹八分目がいいみたいですよ。
食事(食べるもの)は美味しく楽しく食べる。カフェリベルタにて秋の味覚をごゆっくりとお楽しみください。

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