新年あけましておめでとうございます。
昨年は多くの皆様方に、カフェリベルタをご愛顧いただきありがとうございました。
職員一同、本年も皆様方が安心して寛げる癒しのカフェレストランを目指して精進努力してゆく所存です。今年も引き続きのご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
さて、今年は申年です。猿と言えば多くの方が日光東照宮の三猿、いわゆる『見ざる
聞かざる 言わざる」を連想されるのではないでしょうか?そしてそのほとんどの方は、この三猿の教え、教訓のだいたいはご存知のことと思います。かく言う私も出身が栃木県だったので小学校低学年時に遠足で東照宮を訪れ、当時のガイドさんから三猿の言われ、教えを教わり、頭の隅にはしっかり記憶していました。
ここで、その言わんとする教えをあらためて再確認したいと思います。
大まかに言えば「人は、自分にとって不都合なもの、余計なもの、他人事に関する悪い内容・話題については、なるべく『見ない』『言わない』『聞かない』姿勢・態度を保つことがより良い人生を生き抜く上で大切である」と言った趣旨だったと思います。尚、日光東照宮の三猿は大変有名なため、何となくこの作品だけの単品と思われがちですが、実際には猿の理想とする人生ストーリ全8面作品うちの2面目の作品なのだそうです。という観点から見ればこの三猿の教えは人生をより良く生きていくために、人生初期のうち(子供の頃)からしっかり心にとどめておくべき大事な教えなのだと思います。ここからは私の主観が入りますが、この教えをもう少し掘り下げて考えてみたいと思います。
『見ない』とは単に目を背けたり、避けたりするだけでなく、見るのは構わなくてもその『悪いところや欠点にばかりに目をいかせない、注目しない」ことでもあると思います。また『聞かない』のも同様に、単に耳をふさいだり、聞かないようにその場を避けたりするだけでなく、聞いた内容をそのまま鵜呑みにしない、あるいは聞きっきりになって結果的にはその話しに同調するような姿勢にならない』等の戒めがこめられていると推察します。
考えてみれば、私たちの人生における対人関係上の不和、仲たがい、対立、敵対 争い 愛憎 等すべてを作り出す根源的な芽の部分がこの「見ざる 言わざる 聞かざる」の教えを心して守っていない、実践していないから生じ大きくなっていくような気がします。
私個人も、これまでの人生でもっとも痛手となり苦しんだ体験の多くの、そもそもの始まりやきっかけはこの教えを軽視したことから始まっていたところが多かったとつくづく思います。ちなみにこの三猿の教えは何もわが国だけでなく、古くは古代エジプトにまでさかのぼり、日本には中国を経て伝わったとの説が有力です。世界的にも「スリーモンキーズ」の叡智として広く知られているところです。
そろそろまとめたいと思いますが何事も「言うは易し、行うは難し」で、この教えについては、しつこいくらいに日々思い返しては、自分自身を再点検し、戒めることが肝要と思います。今年は三猿の叡智をあらためて強く心にとどめ、リベルタ職員一同、他者との信頼関係を大事にした、より良い年にしてゆきたいと思う次第です。
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